コントコントコント

 書くことに対して昔から抵抗はないが、不特定多数の人に対して書くのはおそらく初めてだ。さて、何を書こう。少し考えたが、教師や教授が読むような類いか、自分に向けた日記くらいしか書いたことのない人間に、誰が読んでも面白いもの、大勢の人々の興味をひけるようなものはどうも書けそうにない。読者を意識することは大事だが、まずは自分が書きたいように書きたいことを書こうと思う。

 前置きが長くなった。本題に移ろう。自分が最近はまっている、コント師の紹介をしたい。

 漫才やコントを観るのは昔から好きだ。実際にネタを生で観る機会は少ないが、大阪のなんばグランド花月に何度か足を運んで、ネタや新喜劇を観たことはある。最近は、Youtubeで気になる芸人の名前を検索すれば、まとまった量のネタが観れるし、そろそろ日曜チャップリンやネタパレなど毎週放送されるテレビ番組も視聴している。

 そんななか、今自分がはまっているのが、上田航平サイトウナオキのコンビ、ゾフィーだ。昨年のキングオブコント決勝、腹話術師の不倫ネタで5位、同じネタで昨年のNHK新人お笑い大賞準優勝。ネタに登場する人形、ふくちゃんのかわいさも相まって、徐々にテレビ露出も増えてきている(ふくちゃんは本当にかわいい)。

 ネタはコント中心、すべて上田が書いており、その毒々しさ、狂気っぽさが垣間見える。慶應大学卒業後、自身が立ち上げた劇団の団員50人全員が突然辞めたのが、彼があまりに尖っていたからというのも頷ける。相方のサイトウは、上田に比べると地味で目立たない(それがまたよいのだ)が、居酒屋でバイトから専務にまでなり、現在は居酒屋3店舗を経営している。ふくちゃんと上田が注目されるのに対抗して、一発ギャグ「チェだぜ」を最近乱発している。年始のネタパレで出演者にかなり気に入られたこともあり、もしかしたら今年流行るかもしれない。

 基本的なことはこれくらいにして、是非ネタをみてほしい(Youtubeで検索検索)。個人的に好きなのは、「野球部の末路」、「母が出ていった」。後者は、2017年のキングオブコント決勝で披露した際にかなり物議を醸したネタで、好き嫌いが分かれるかもしれないことは付言しておこう。

 本当に思いつくままに書いてみたが、意外と書けるものだ。ふくちゃんはかわいいことだけでも覚えていただければ、幸いである。今日はこの辺で。